タマネギ「べと病」の発生が急拡大しています
2022年05月19日
令和4年5月17日 滋賀県病害虫防除所は、県内でタマネギ「べと病」の発生が急拡大しているとして
、下記のとおり防除情報を発表しました。
令和4年度防除情報第3号
令和4年(2022年)5月17日
滋賀県病害虫防除所
タマネギべと病の防除を徹底しましょう
4月中旬の調査では、県内8地点の発生地点率が12.5%、発病株率0.3%でしたが、5月9日~10日の調査では、県内7地点の発生地点率が71.4%、発病株率6.7%と感染が急激に拡大しました(平年値なし)。4月下旬の降水量は73.5mmで、平年(37.6mm)の約2倍と本病の感染に好適な条件が続いたことが原因と考えられます。ほ場をよく確認し、以下を参考に防除対策を徹底して、被害の拡大を防止しましょう。
防除上の注意事項
(1)症状が激しい二次感染株の発生を認めた場合、速やかに発病株を抜き取り、ほ場からの持ち出しを徹底する。
(2)発病株の抜き取り後は、治療効果のある薬剤で早急に防除を実施する。
(3)本病の発生が認められない場合でも、胞子飛散による感染を防ぐため、感染前の予防散布を徹底する。
(4)収穫時期が近いため、薬剤の散布にあたってはラベルを確認し、農薬使用基準(使用時期・使用回数等)を遵守する。
農薬の取り扱いについて
農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。
【 農薬を扱うみなさまへ.pdf 】