ハイマダラノメイガによる被害多発のおそれ
令和6年8月20日 滋賀県病害虫防除所は、病害虫発生予察注意報第7号を発表しました。
ハイマダラノメイガによる被害多発のおそれ
対象作物:アブラナ科野菜(キャベツ、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリー等)
花き類(ストック、葉ボタン)
病害虫名:ハイマダラノメイガ
1.発生地域:県内全域
2.発生量 :多
3.注意報発表の根拠
(1)近江八幡市安土町大中で調査している指標植物のクレオメ※において、8月第3半旬時点での寄生幼虫数の累積値は3.7頭であり、平年(0.08頭)よりも顕著に多い(図)。
※:フウチョウソウ科の花き。ハイマダラノメイガが好んで食害する。
(2)露地ほ場のキャベツ(写真1)で幼虫による食害が観察されており、平年よりも発生が早い。
(3)向こう1か月の気象予報(大阪管区気象台8月15日発表)では、気温は高いと予想されており、今後も発生に好適な状況が続くため、被害の増加が懸念される。
4.防除対策本虫は生育初期に成長点付近を食害するため、予防防除に努める。
(1)は種前や定植時に薬剤を処理する。
(2)ほ場をよく観察し、幼虫を捕殺する。また、幼虫による被害を確認したら、発生初期に薬剤を散布する。
(3)施設栽培では、開口部をネットで覆い、成虫の侵入を防ぐ。
お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
Email:GC70@pref.shiga.lg.jp
https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo
農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。
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