『 湖北はひとつ 』を合言葉に!   湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。   KohokuRegionalAgricultureCenter Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 Mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp HP:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy                秋分(しゅうぶん)... 太陽が真東から登り真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。秋分の日を中心とした一週間が秋のお彼岸で、しだいに秋が深まってきます。 《 陰陽の中分なればなり 》

令和6年病害虫発生予報第10号

2024年09月26日

 令和6年9月25日 滋賀県病害虫防除所は、病害虫発生予報第10号を発表しました。


令和6年度病害虫発生予報第10号

令和6年(2024年)9月25日
滋賀県病害虫防除所

【予報概要】
 大阪管区気象台の発表では、向こう1か月の気温は高く、降水量は多く、日照時間は少ない見込み。

A.野菜(露地)の病害虫
1.野菜全般:アブラムシ類

予報内容 発生量:やや少
予報の根拠
(1)ほ場での発生量はやや少ない。
(2)黄色水盤での誘殺数は平年並。
(3)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)発生初期に薬剤を散布する。

2.野菜全般:ハスモンヨトウ
予報内容 発生量:平年並
予報の根拠
(1)ほ場での発生量は平年並。
(2)フェロモントラップでの誘殺数はやや多い。
(3)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)早期発見に努め、若齢幼虫が群せいしているうちに捕殺する。
(2)幼虫が中齢~老齢になると薬剤の効果が低下するので、若齢期に薬剤を散布する。

3.野菜全般:タバコガ類
予報内容 発生量:多
予報の根拠
(1)ほ場での発生量はやや多い。
(2)フェロモントラップでの誘殺数はオオタバコガ、タバコガともに多い。
(3)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)注意報第4号を参照のこと。

4.アブラナ科野菜:軟腐病
予報内容 発生量:やや多
予報の根拠
(1)ほ場での発生を認めていない。
(2)気象予報では気温は高く、降水量は多く、日照時間は少ない見込み。
防除上注意すべき事項
(1)発病初期に薬剤を散布する。
(2)台風が通過した場合は、通過後速やかに薬剤を散布する。

5.アブラナ科野菜:黒腐病
予報内容 発生量:やや多
予報の根拠
(1)ほ場での発生を認めていない。
(2)気象予報では気温は高く、降水量は多く、日照時間は少ない見込み。
防除上注意すべき事項
(1)発病初期に薬剤を散布する。
(2)台風が通過した場合は、通過後速やかに薬剤を散布する。

6.アブラナ科野菜:菌核病
予報内容 発生量:やや多
予報の根拠
(1)ほ場での発生を認めていない。
(2)気象予報では気温は高く、降水量は多く、日照時間は少ない見込み。
防除上注意すべき事項
(1)発病初期に薬剤を散布する。

7.アブラナ科野菜:コナガ
予報内容 発生量:やや少
予報の根拠
(1)ほ場での発生を認めた。
(2)予察灯での誘殺数はやや少ない。
(3)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)ほ場をよく観察し、発生初期に薬剤を散布する。
(2)薬剤抵抗性が発達しやすいので、同一グループ薬剤の連用を避ける。

8.アブラナ科野菜:ヨトウガ
予報内容 発生量:やや少
予報の根拠
(1)ほ場での発生量は平年並。
(2)フェロモントラップでの誘殺数は少ない。
(3)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)早期発見に努め、群せいしているうちに捕殺する。
(2)若齢期に薬剤を散布する。

9.アブラナ科野菜:ハイマダラノメイガ
予報内容 発生量:多
予報の根拠
(1)ほ場での発生量はやや多い。
(2)指標植物であるクレオメへの寄生数は多い。
(3)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)注意報第7号を参照のこと。

B.果樹の病害虫
1.カキ:カメムシ類

予報内容 発生量:多
予報の根拠
(1)フェロモントラップでの誘殺数はやや多く、予察灯での誘殺数は多い。
(2)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)注意報第6号を参照のこと。 

C.チャの病害虫
1.カンザワハダニ

予報内容 発生量:やや多
予報の根拠
(1)ほ場での発生量はやや多い。
(2)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)発生が見られる茶園は、秋整枝後、カンザワハダニの越冬前(10月下旬~11月中旬)に 防除を終えるようにする。

2.チャトゲコナジラミ(第3世代幼虫)
予報内容 発生時期:やや早
     発生量:平年並
予報の根拠
(1)第2世代成虫の発生時期は平年並。
(2)第2世代成虫の黄色粘着板での誘殺数は平年並。
(3)調査茶園における幼虫の発生量はやや少ない。
(4)気象予報では気温は高く、降水量は多い見込み。
防除上注意すべき事項
(1)防除は若齢幼虫を対象とし、第2世代成虫の発生ピークから15日程度経過し、成虫の発生がほとんど見られなくなった時期(9月下旬~10月上旬)が防除適期となる。ただし、茶園により差があるので、若齢幼虫の寄生状況を事前に確認する。
(2)薬剤がすそ部や葉層内の葉裏によくかかるように散布する。


 防除対策(耕種的防除や薬剤防除など)については、滋賀県農作物病害虫雑草防除基準を参照してください。


病害虫防除に関する情報

滋賀県病害虫防除所
病害虫の発生予察などの関連情報
https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo/

滋賀県農作物病害虫雑草防除基準
滋賀県における病害虫や雑草の適切かつ安全な防除および危被害防止についての基準
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/ry utsuu/303181.html


 お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
 〒521-1301 滋賀県近江八幡市安土町大中516
 TEL:0748-46-6160・4926
 FAX:0748-46-5559
 Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
 https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo/


農薬の取り扱いについて

 農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
 このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。

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