2023年産米の農産物検査結果について
2023年11月02日
農水省は10月31日、2023年産米の農産物検査結果(9月30日時点)を公表しました。
近畿6府県では1等米の比率が51.2%で、去年の同じ時期から6.2ポイント低下しました。
滋賀県の1等米の比率は57.4%と、去年の同じ時期から7.8ポイント低下し、前回の8月末時点と比較すると21.1ポイント低下ました。
今年は記録的な猛暑などによる生育不良で、米が白く濁ったり割れたりしていることなどが主な原因となっています。
早生品種「みずかがみ」は1等米の比率が86.9%、近江米新品種「きらみずき」は85.9%でした。
等級は農産物検査法という法律にもとづき、登録検査機関に所属する農産物検査員が全国で統一された規格により、形がきちんと整った状態である「整粒」の割合をはじめ、米粒の皮部の厚さや薄さ、粒の大きさ、粒が揃っているかなどを目視でおこない、1等・2等・3等に判定しています。保管の際に重要な米の水分量については、15%以下に抑えられているかを機械で測定しています。
食味に関しては、等級が落ちても味は変わらないことが多いとされます。