『 湖北はひとつ 』を合言葉に!   湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。   KohokuRegionalAgricultureCenter Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 E-mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp Web:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy                小満(しょうまん)... あらゆる生命が満ち満ちていく時期のことです。太陽の光を浴び、万物がすくすく成長していく季節です。麦畑が緑黄色に色付き始めます。 《 万物盈満すれば草木枝葉繁る 》

R02竹生島蚕霊祭・虫供養祭の奉修について

2020年10月15日

 10月15日(木) 竹生島宝厳寺本堂において、米作りや野菜作り等で犠牲になった虫を供養するための虫供養祭ならびに、養蚕の業績を子々孫々に引き継ぐための蚕霊供養祭が奉修されました。

 今年度は新たに米原市の繭生産者の皆様もご臨席され、総勢18名にて執り行われました。

 湖北の養蚕は農家の副業として発展し全世帯の7~9割が従事していたという記録もあり、旧長浜市域だけでも4、487戸の養蚕農家が生産をしていました。また、米原市(岩脇 ・多和田 )地域では、かつて真綿の一大産地として栄え、明治・大正時代の最盛期には約230軒がこの地域で真綿産業に携わっていました。
 湖北地域では、滋賀県全体の繭の生産量の7割を占めていたと記録されており、浜ちりめんやビロードなどの地場産品を生みました。
 化学繊維の台頭などを機に衰退しましたが、今もわずかに蚕業は残っており高級和楽器の糸として名が知れています。

 竹生島の宝厳寺本堂へ向かう石段は170段弱あり、養蚕関係者による石柱が奉納されています。また宝厳寺には大きな燈籠も献燈されており、当時の養蚕の繁栄がうかがえますので、ご来島の際には是非ご覧ください。

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