R3日曜朝市出荷組合研修会を開催しました
令和3年11月17日(水) みなくちファーム(高島市マキノ町蛭口1386-8)において、令和3年度日曜朝市出荷組合研修会を開催しました。

今年度の研修会は、高島市マキノ町蛭口で農場を経営されています「みなくちファーム」様に迎え入れていただきました。
現地までの車中研修では、朝市組合員の木村氏より「私はこんな植え方をしています」と題し、「落ち葉をマルチの代用品」「トイレットペーパーの芯を活用しての播種」等、実践と成果について講義いただきました。
現地研修会では、みなくちファームの水口社長より各圃場でご指導いただきました。
みなくちファーム様は、高島市マキノ町の自然豊かな里山の中で、農薬や化学肥料を使わず安心・安全・おいしいにこだわり野菜を作っておられ、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証 JGAP および、滋賀県高島市の水と土で生産された安心・安全な農産物や農産加工品を、高島市農産ブランド認証委員会が認証する制度 高島市農産ブランド認証ランク1 を取得されています。
今年は湖北地域でも害虫による野菜への被害が多く、組合員の皆さまからは無農薬に関しての質問が多くありました。お話をお聞きして特に印象に残ったことは、「害虫より多くの野菜を栽培する」「害虫被害のない野菜のみを収穫し消費者へ届ける」「播種から収穫までは3回程度しか圃場に行かない」「播種時は深植をして、土中からの水分で補うため水やりは行わない」「播種を行った社員が責任をもって収穫を行う」「安価で取引される大根は切り干し大根に加工し付加価値をつけて販売」等々です。いかに人件費を抑えて経営をするか、いかに良い商品(野菜等)を消費者へ届けるか等、ご指導いただきました。
栽培規模や圃場・土壌の質などの差はありますが、「消費者が求める野菜作りや販売」の思いは当組合員と同じであると感じました。
水口社長様には大変お忙しい中にもかかわらず、長時間ご対応いただき誠にありがとうございました。

午後は、川島酒造株式会社(高島市新旭町旭83
)および、近江聖人 中江藤樹記念館(高島市安曇川町上小川69
)にお邪魔いたしました。
川島酒造株式会社では、川島会長より「会社の概要」「酒造り」「仕込み水」「酒米等」について説明いただき、酒蔵の見学や吟醸酒(藤樹)等をご紹介いただきました。
近江聖人
中江藤樹記念館では、館長より日本陽明学の祖「中江藤樹」の生い立ち等について講話いただき、展示室で「中江藤樹」の遺品や遺墨をはじめ、藤樹書院に伝わる代表的な所蔵品「漢籍などの文献」を見学しました。
近江聖人中江藤樹記念館では、令和4年3月31日まで「史跡指定100周年記念 藤樹書院跡」が開催されていますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
令和3年度の日曜朝市も残り7回(11/21・11/28・12/5・12/12・12/19・12/26・12/28)の開催となってまいりました。今年度は日曜朝市が開設されてから40年の節目を迎えたことから、記念イベント等の開催を検討してまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況や緊急事態宣言の発令により、開催を見送る決断をいたしました。
しかしながら、40年の節目を迎えられましたのも「日曜朝市をご利用いただいております消費者の皆さま方」のおかげであることから、最終日の12月28日(火)に開催します「止市」において、先着200名さまに「開設40周年記念品」を贈呈いたします。
ご来場いただく消費者の皆さま、日曜朝市組合員の方々は、「マスクの着用」「手洗い・消毒」「3密の回避」などの「新型コロナウイルス感染拡大防止」へのご協力をお願いします。