R3農作業安全確認運動について
2021年09月01日
これから秋の農繁期を迎え、大変お忙しい毎日をお過ごしのことと思います。
近年、農業就業人口が減少する中、農作業死亡事故者数は300人以上で推移しています。
令和2年に県内で発生した農作業事故は45件で、その内訳は死亡2件、重傷10件、軽傷19件、不明2件、物損12件となっています。
作業別では、草刈り14件、積込み・運搬8件、ほ場退出・移動中8件、これらで全体の3分の2を占めています。
機械別では、刈払機、トラクター、コンバインで27件と全体の6割を占めています。
年代別では、60歳代が20件と最も多く、次いで70歳代の17件となっており、全体の8割以上が60歳以上で、過去15年間でも件数は3番目に多く、割合では最高となっています。
また、近年は農作業労力の軽減・農作業の効率化を図るため、大型農業機械やフォークリフト・ミニショベルなどの小型車両系建設機械の導入が進んでいる一方で、誤った使用方法や不注意による事故も発生しています。
これら農作業事故を防ぐためにも、各作業機械(車両)の資格取得や規則に基づいた作業計画書を作成して農作業を行っていただくとともに、万が一のためにも労災保険や各種保険に加入しているか、無資格での運行(運転)や作業をしていないか、今一度ご確認ください。
皆さま方におかれましては、今一度農作業安全に対する意識を高め、地域における安全活動の底上げを図るとともに、農業機械の安全性を確保して農作業事故や交通事故の未然防止にご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。