R4春の農作業安全月間
滋賀県では、令和4年4月1日から5月31日までを春の農作業安全月間として農作業の事故防止に向け、以下の事項を重点的に啓発します。
農作業が集中する春と秋の農繁期を中心に、毎年多くの農作業事故が発生しています。
県内では令和3年に農作業中の死亡事故が5件発生し、すべて春の農繁期に発生しました。
【重点啓発事項】
1.トラクターや田植機・コンバインでは、ほ場への進入・退出やあぜ越えなど特に傾斜地走行時の転落・転倒事故に注意しましょう。
2.農業機械の整備不良が重大な農作業事故を招くおそれがあるため、日常的・定期的に農業機械の整備・点検を行いましょう。また、機械の清掃や点検等を行う時は、エンジンを必ず止めましょう。
3.農作業は、機械に巻き込まれにくい服装や安全防護用具(シートベルト・ヘルメット、草刈り時の防護眼鏡等)を着用するなど、作業に適した服装で行いましょう。また、安全フレームやシートベルト等が装備されていないトラクターについては、追加装備や買い替えを検討しましょう。
4.薄暮時などにおけるトラクターや田植機・コンバインへの追突防止用に、自動車などから識別できる低速車マークや反射板・灯火器類を取り付けるようにしましょう。また、機械についた土は、できる限りほ場内で取り除き、道路交通の安全確保や道路美化に努めましょう。
5.草刈機を使用する際には、事前に農道や畦畔の点検を行い、石や空き缶など作業の障害となるものを取り除くとともに、滑らないよう十分足場に注意しましょう。
6.気温が上がる5月ごろからは、熱中症対策にも十分留意しましょう。
7.万一の事故に備えて労災保険に加入しましょう。
労災保険の特別加入制度についての内容やご相談・ご加入については、特別加入団体として承認されている「JA滋賀中央会」または最寄りの「JA」にお問い合わせください。