R4秋の農作業安全月間
2022年08月29日
滋賀県では、令和4年8月15日から10月31日までを秋の農作業安全月間として農作業の事故防止に向けて啓発します。
近年、農業就業人口が減少する中、農作業死亡事故者数は300人以上で推移しています。
令和3年に県内で発生した農作業事故は42件で、死亡事故は過去10年において平成27年と並び最も多く5件発生しました。
機械別ではトラクターによる事故が12件、作業別では草刈り・ほ場退出・移動中の事故がそれぞれ6件発生しました。
県内でも乗用型トラクター等における機械からの転落・転倒により、毎年数件の農作業中の死亡事故が発生しており、中にはシートベルトを着用することで防げた可能性のある事故が含まれています。
シートベルトの着用は転倒時のみだけでなく追突時の車外への放出を防ぐことが可能です。 近年トラクターへの装備が進んでいる安全フレームはシートベルトとセットで効果を発揮します。もしもの時に備えトラクター等に乗る際はシートベルトの着用を徹底しましょう。
また、近年は農作業労力の軽減・農作業の効率化を図るため、大型農業機械やフォークリフト・ミニショベルなどの小型車両系建設機械の導入が進んでいる一方で、誤った使用方法や不注意による事故も発生しています。
これら農作業事故を防ぐためにも、各作業機械(車両)の資格取得や規則に基づいた作業計画書を作成して農作業を行っていただくとともに、万が一のためにも労災保険や各種保険に加入しているか、無資格での運行(運転)や作業をしていないか、今一度ご確認ください。
労災保険の特別加入制度についての内容やご相談・ご加入については、特別加入団体として承認されている「JA滋賀中央会」または最寄りの「JA」にお問い合わせください。