R6小型車両系建設機械特別教育を実施しました
令和6年11月8日(金)・9日(土) 令和6年度小型車両系建設機械特別教育を実施しました。
日々農作業に従事しておられる農事組合法人・農業法人・集落営農等組織・個別経営体等、20名の方々に受講いただきました。
講師にはヤンマー建機販売株式会社よりお越しいただき、8日の学科講習では走行に関する装置の構造及び取り扱い方法について3時間・作業に関する装置の構造及び取り扱い方法について2時間・運転に必要な一般事項について1時間・関係法令について1時間受講いただいた後、学科試験を実施して全員合格いただきました。
9日の実技講習では、走行の操作について4時間・作業のための装置の操作について2時間受講いただいた後、実技試験を実施して全員合格いただきました。
今回の講習は農作業を行う際の安全確保・労力の軽減・農作業の効率化、法令上資格が必要となる作業運転資格の取得を目的に実施しました。
今一度、農業機械全般の正しい操作・基本操作の重要性を再認識し、農作業事故の防止に努めてください。
令和5年に滋賀県下で発生した農作業事故は31件で、その内訳は、死亡1件、重傷10件、軽傷11件、
不明3件、物損6件となっています。
作業別では、積込・運搬およびほ場退出・移動がそれぞれ6件と最も多くなっています。
機械別では、トラクターが最多の7件と全体の5分の1以上を占めており、続いて草刈機、コンバイン、軽トラ等がそれぞれ3件の事故が発生しています。
年代別では、70歳代が15件と最も多く、次いで60歳代の10件となっており、全体の約9割が60歳以上です。
月別では、8月、9月がそれぞれ5件と最も多く、次いで3月、6月、10月にそれぞれ4件の事故が発生しています。
農水省が発表した令和4年の農作業事故死亡者数は238人となり、前年より4人減少しました。
事故区分別では農業機械作業に係る事故は152人(農作業事故全体の63.9%)、農業用施設作業に係る事故は5人(同2.1%)、農業機械・施設以外の作業に係る事故は81人(同34.0%)となっています。
男女別では、男性が210人(同88.2%)、女性が28人(同11.8%)です。
年代別では、65歳以上の高齢者による事故は205人(同86.1%)です。
原因別では、「機械の転落・転倒」が72人と「機械事故」の約半数(47.4%)を占めています。