STOP!農業濁水 STOP!農業系廃プラスチック
濁水の流出を防ぐためには、ひとりひとりが基本的な対策を確実に行うことが重要です。
農作業による濁水の流出は琵琶湖の水質を悪化させ、魚などの水生生物の生息に悪影響を及ぼします。大切な琵琶湖を守るため、濁水防止へのご協力をお願いいたします。
STOP!農業排水
琵琶湖を大切に守り、次の世代に引き継いでいくため農業者の皆様の更なるご配慮をお願いします
田植えまでの4STEP
①均平作業
・ていねいな均平化で、後の浅水代かきや水管理をしやすくする
・除草剤の効果もアップ
②漏水防止
・畦周りの点検、補修
・排水口には止水板を設置
③適量入水で浅水代かき
・地域で計画的に水管理
・水を入れすぎず、土が7~8割見える程度に
・浮いたごみは除去
④落水なしの移植
・やや深くても、回転マーカーのラインは見えます
田植前に降雨等で深水になっても田植え直前に落水しない!
・自動直進田植機
GPS搭載で自動走行。
回転マーカーのラインが見えない深水でも落水なしで、田植えが可能です!
STOP!農業系廃プラスチック
農業系廃プラスチックは、産業廃棄物として「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、農業者自らの責任で適切に処理する義務があります!
※ 不法投棄や野焼きは罰則の対象となります。地域の回収方法を確認しましょう
①プラごみ流出防止
・肥料袋、あぜ波板・シート等は風で飛ばないようにしましょう
・一般プラごみ(レジ袋、ペットボトル等)も併せて注意
②被膜殻の流出防止
・緩効性肥料の被膜殻がほ場から流れ出ないようにしましょう
※ 環境保全型農業直接支払交付金の「緩効性肥料の利用および長期中干し」取組の交付要件です
・代かきや田植前に強制落水しない水管理をしましょう
・浅水代かきで被膜殻の浮遊、流出を抑えましょう
・本田を確認し、移植前を中心に網ですくう等、被膜殻を回収してください
滋賀県では、環境こだわり農業の推進と世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策により、地域での濁水防止の取組を支援しています。
また、「持続的で生産性の高い滋賀の農業推進条例(令和3年4月1日施行)」(愛称「しがの農業みらい条例」)に基づき、農業濁水の流出防止対策および農業系廃プラスチックの排出抑制を強化していきます。
農業濁水防止のための管理作業
管理作業は、農業濁水防止のためだけでなく、水持ち改善による除草剤の 効果向上、土壌の酸欠防止による生育改善につながるため、 以下の農業濁水防止のための管理作業マニュアル(手順書) および、農業濁水防止のための作業法のチェックリスト ・農業濁水対策技術(自動直進田植機)を参考に実践してください。※上記マニュアル等は、滋賀県農政水産部みらいの農業振興課(旧:農政水産部農業経営課)が発行しているものをご提供いただき、掲載しています。(2023.04.07)