令和7年度 秋の農作業安全月間
滋賀県では、令和7年8月1日(金)から10月31日(金)までを秋の農作業安全月間として農作業の事故防止に向けて啓発しています。
近年、農業就業人口が減少する中でも、農作業死亡事故者数は年間約250~300件前後で推移しており、就業者10万人当たりの死亡事故者数は増加傾向にあります。
令和6年に滋賀県下で発生した農作業事故は38件で、その内訳は、死亡4件、重傷20件、軽傷9件、 物損5件となっています。
例年9月から10月にかけての稲の収穫時期はコンバインによる事故が多く発生しています!
◉作業中の転落・転倒(農道走行中を含む)
転落・転倒事故については、現場で転落・転倒の可能性のある危険箇所を確認し、ポールなどで目印をつけたり、草を刈って畦が見やすくするなどの対策を実施しましょう。コンバインの大型化に伴い死角が拡大していますので、気を付けてください。
◉手こぎ作業・詰まり除去作業中の回転部への巻き込まれ
手こぎ作業は巻き込まれ事故を防ぐため、手袋・タオルを外して作業しましょう。
◉補助者が後退・旋回したコンバインの下敷き
補助者がひかれる事故については、オペレーターと補助者は作業前に作業手順や合図を確認するとともに、作業中もオペレーターが補助者の位置をしっかり把握し、お互い意思疎通しながら作業することが重要です。
乗用型トラクター等の機械から転落・転倒により、毎年数件の死亡事故が発生しています!
・中にはシートベルトを着用することで防げた可能性のある事故が含まれています。
・シートベルトの着用は転倒時のみだけでなく追突時の車外への放出を防ぐことが可能です。
・トラクターへの装備が進んでいる安全フレームはシートベルトとセットで効果を発揮します。
・もしもの時に備えトラクター等に乗る際はシートベルトの着用を徹底しましょう。
万が一のためにも労災保険や各種保険に加入しているか、今一度ご確認ください!
労災保険の特別加入制度についての内容やご相談・ご加入については、特別加入団体として承認されている最寄りのJAにお問い合わせください。






