令和7年度 小型車両系建設機械特別教育を実施しました
令和7年11月7日(金)・8日(土) 湖北農業会館にて、令和7年度小型車両系建設機械特別教育を実施しました。
今年度も日々農作業に従事されている農事組合法人・農業法人・集落営農組織・個別経営体など、計23名の方々が受講されました。
講師にはヤンマー建機販売株式会社よりお越しいただき、7日の学科講習では、走行に関する装置の構造および取扱方法(3時間)、作業に関する装置の構造および取扱方法(2時間)、運転に必要な一般事項(1時間)、関係法令(1時間)について講義が行われました。
講習の最後には学科試験が実施され、受講者全員が見事合格されました。

8日の実技講習では、走行操作について4時間、作業装置の操作について2時間の講習を受けた後、実技試験が実施され、受講者全員が見事合格されました。

今回の講習は、農作業を行う際の安全確保、労力の軽減、農作業の効率化、そして法令上資格が必要となる作業運転資格の取得を目的に実施しました。
この機会に、農業機械全般の正しい操作方法と基本操作の重要性を改めて認識し、農作業事故の防止に努めてください。
令和6年に滋賀県内で発生した農作業事故は38件で、その内訳は、死亡4件、重傷20件、軽傷9件、物損5件となっています。
作業別では、草刈り作業による事故が13件と最も多く、機械別ではトラクターによるものが9件で全体の4分の1以上を占め、次いで刈払機による事故が6件発生しています。
年代別では、70歳代が15件と最も多く、次いで60歳代と80歳代がそれぞれ10件で、全体の約9割が60歳以上となっています。
月別では、7月・9月・11月がそれぞれ7件と多く、次いで10月が6件となっています。
今回の講習で得た知識と経験を日々の作業に活かし、安全を最優先に、安心して働ける農業環境づくりに努めていきましょう。
小さな注意と心がけが、大きな事故の防止につながります。皆さま一人ひとりの意識が、地域全体の安全を守ります。
