イネ縞葉枯病の多発のおそれ
令和6年4月12日 滋賀県病害虫防除所は、病害虫発生予察注意報第1号を発表しました。
イネ縞葉枯病の多発のおそれ
対象作物:イネ
病害虫名:イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)
1.発生地域:県内全域
2.発生量 :多
3.注意報発表の根拠
(1)3月27日~4月2日に県内33地点の本田の刈り株再生芽(ひこばえ)で採集したヒメトビウンカ越冬虫において、イネ縞葉枯病ウイルスの保毒虫率は20.8%であり、過去10年間で最も高い。保毒虫は、全県的に検出されている。
(2)向こう3か月の気象予報(大阪管区気象台3月19日発表)では、気温は高いと予想
されている。ヒメトビウンカの発生に好適であり、本病が多発する可能性がある。
4.防除対策
イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病である。発病後の防除はできないため、ヒメトビウンカの防除を実施し、本病のまん延を防止する。
(1)畦畔や、ほ場周辺の雑草地の除草を行う。
(2)窒素質肥料の多施用を避ける。
(3)例年発生が多いほ場では、育苗箱施薬する。
(4)発病株は、早期に抜き取る。
(5)6月下旬に発病が多い場合は、7月上旬までに薬剤を散布する。
(6)薬剤は県農作物病害虫雑草防除基準を参照のこと。薬剤の散布にあたっては、ラベルを確認し、農薬使用基準(使用時期・使用回数等)を遵守する。
お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo
農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。
【 農薬を扱うみなさまへ.pdf 】