穀雨(こくう)... 地上にあるたくさんの穀物に、たっぷりの水分と栄養がためこまれ天からの贈り物である恵みの雨が、しっとりと降り注いでいる頃のことです。穀雨の終わりごろが八十八夜になります。 《 春雨降りて百穀を生化すればなり 》         『 湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。 』        Kohoku Regional Agriculture Center Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 Mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp HP:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy

イネ縞葉枯病の多発のおそれ

2024年04月16日

 令和6年4月12日 滋賀県病害虫防除所は、病害虫発生予察注意報第1号を発表しました。

令和6年度 病害虫発生予察注意報第1号
令和6年(2024年)4月12日
滋賀県病害虫防除所


イネ縞葉枯病の多発のおそれ

対象作物:イネ
病害虫名:イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)

1.発生地域:県内全域

2.発生量 :多

3.注意報発表の根拠
(1)3月27日~4月2日に県内33地点の本田の刈り株再生芽(ひこばえ)で採集したヒメトビウンカ越冬虫において、イネ縞葉枯病ウイルスの保毒虫率は20.8%であり、過去10年間で最も高い。保毒虫は、全県的に検出されている。
(2)向こう3か月の気象予報(大阪管区気象台3月19日発表)では、気温は高いと予想 されている。ヒメトビウンカの発生に好適であり、本病が多発する可能性がある。

4.防除対策
 イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病である。発病後の防除はできないため、ヒメトビウンカの防除を実施し、本病のまん延を防止する。
(1)畦畔や、ほ場周辺の雑草地の除草を行う。
(2)窒素質肥料の多施用を避ける。
(3)例年発生が多いほ場では、育苗箱施薬する。
(4)発病株は、早期に抜き取る。
(5)6月下旬に発病が多い場合は、7月上旬までに薬剤を散布する。
(6)薬剤は県農作物病害虫雑草防除基準を参照のこと。薬剤の散布にあたっては、ラベルを確認し、農薬使用基準(使用時期・使用回数等)を遵守する。

  お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
  TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
  Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
  https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo


農薬の取り扱いについて

 農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
 このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。

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