イネ縞葉枯病を媒介するヒメトビウンカの防除を行いましょう
令和5年4月18日 滋賀県病害虫防除所は、防除情報第2号を発表しました。
イネ縞葉枯病を媒介するヒメトビウンカの防除を行いましょう
対象作物:イネ
病害虫名:イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)
3月31日~4月5日に県内36地点の本田の刈り株再生芽(ひこばえ)で採集したヒメトビウンカ越冬虫において、イネ縞葉枯病ウイルスの保毒虫率は9.5%でした。平年(3.0%)のおよそ3倍と高く、平成25年から令和4年までの過去10年と比較して最も高くなりました。
イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病です。イネの生育初期にウイルスに
感染すると、生育不良や出穂の異常(穂の奇形や不稔)が起こります。本病のまん延を防止するため、以下を参考に防除を実施しましょう。広域に防除を行うことで、防除効果が高まります。
防除上注意すべき事項
(1)畦畔や雑草地の除草を行う。
(2)例年発生が多いほ場では、育苗箱施薬を行う。
(3)発病株は早期に抜き取る。
(4)窒素質肥料の多施用を避ける。
(5)6月下旬に発病株率が高い場合は、6月下旬~7月上旬に薬剤散布を行う。
お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo/
農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。
【 農薬を扱うみなさまへ.pdf 】