スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の発生地域拡大を防ぎ、冬期耕うんに努めましょう!
2022年09月28日
令和4年9月28日 滋賀県病害虫防除所は、近年の暖冬等異常気象の影響で、スクミリンゴガイの越冬量が増加し、水稲被害の増加や被害範囲の拡大が見られることから、防除情報を発表しました。
令和4年度防除情報第10号
令和4年(2022年)9月28日
滋賀県病害虫防除所
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の発生地域拡大を防ぎ、冬期耕うんに努めましょう!
対象作物:イネ
病害虫名:スクミリンゴガイ
近年、暖冬の影響により県内の一部地域において、スクミリンゴガイによるイネの食害が目立っています。また、県内の発生地域は拡大傾向にあります。特に、これからの季節の秋耕等により作業後の農業機械に付着した泥に本種が混ざって移動することで、未発生地域へ持ち込んでしまう可能性があります。作業を行うほ場の順番を考慮するとともに、作業後は農業機械に付いた泥をよく洗浄し、未発生地域への持ち込みを防止しましょう。
本種は収穫後の水田や用排水路の土中に潜って越冬します。貝殻をこわす(割る)とともに、土壌表面に本種を掘り起こし寒風にさらすことで翌春の発生を抑制できます。厳冬期前(12月頃)に高回転のロータリーで丁寧に耕うんを行いましょう。
農薬の取り扱いについて
農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。このことを守り、農薬の適正な流通・安全・適正な使用に努めましょう。
【 農薬を扱うみなさまへ.pdf 】