穀雨(こくう)... 地上にあるたくさんの穀物に、たっぷりの水分と栄養がためこまれ天からの贈り物である恵みの雨が、しっとりと降り注いでいる頃のことです。穀雨の終わりごろが八十八夜になります。 《 春雨降りて百穀を生化すればなり 》         『 湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。 』        Kohoku Regional Agriculture Center Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 Mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp HP:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy

スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)による被害の防止に努めましょう

2024年01月10日

 令和6年1月10日 滋賀県病害虫防除所は、防除情報第13号を発表しました。

令和5年度防除情報第13号
令和6年(2024年)1月10日
滋賀県病害虫防除所


スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)による被害の防止に努めましょう

対象作物:イネ
病害虫名:スクミリンゴガイ

 積雪の少ない暖冬年には、スクミリンゴガイの越冬量が多くなります。本貝は移植直後のイネ稚苗を食害するため、暖冬年の次作では、本貝による食害が多く発生しています。向こう3か月の気象予報(大阪管区気象台2023年12月19日発表)では、2024年1~3月の気温は高いと予報されており、本貝の越冬量が多くなり、発生地域では次作での被害の増加が懸念されます。次作での被害を防止するため、地域の実情に応じて取り組める防除を実施しましょう。

防除上注意すべき事項
(1)本貝は収穫後のほ場や用排水路の土中に潜って越冬する。ほ場を耕うんすると、越冬貝の貝殻を壊す(割る)とともに、土壌表面に掘り起こし寒風にさらすことで越冬量を減らすことができる。収穫後に耕うんを実施していないほ場では、厳 寒期前の1月中に高回転のロータリーでほ場を丁寧に耕うんする。
(2)作業後の農業機械に付着した泥に本貝が混ざり、未発生地域へ持ち込まれる可能性があるため、作業を行うほ場の順番を考慮する。また、作業後は農業機械に付いた泥をよく洗浄する。
(3)稲作期間の防除は、スクミリンゴガイ防除対策マニュアル(滋賀県2022)を参考に検討する。マニュアルは当所HP【https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo/ipm/suitou/324943.html】で確認できる。

  お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
  TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
  Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
  https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo/


農薬の取り扱いについて

 農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
 このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。

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