トビイロウンカの発生状況と今後の対応について
滋賀県病害虫防除所より、トビイロウンカの発生状況について、情報提供がありました。
今年は例年にない早い梅雨入りで、中国大陸からの下層ジェット気流が例年より早く日本に到達し、本県へもトビイロウンカが飛来したおそれがあります。このため、6月28日~7月12日にかけ、病害虫防除所と各地域農産普及課で、県内69地点のすくい取り調査を行いましたが、トビイロウンカは確認されませんでした。
また、7月12日現在、県内5地点に設置した予察灯でも、トビイロウンカの誘殺は確認していません。
しかし、全国的にはこれまでに、九州地方の他、岐阜県、奈良県、三重県、大阪府、静岡県には飛来が確認されています。そのため、引き続き、今後の情報にご留意いただきますようお願いいたします。
★チラシ【令和3年産水稲生産においてトビイロウンカの被害を受けないために】
・トビイロウンカ(秋ウンカ)とは
・令和2年のトビイロウンカの発生と被害
・令和2年の防除対策の課題
★チラシ【令和3年産水稲生産におけるトビイロウンカの防除対策】
・地域の発生情報を集め、ほ場をよく観察しましょう
・被害の発生が懸念される地域では、次の対策をしっかり行いましょう
薬剤散布については、周辺作物への飛散防止に努め、農薬登録内容の収穫前日数や使用回数をよく確認し、実施してください。
★参 考【令和3年度農薬危害防止運動】
・令和3年度滋賀県農藥危害防止運動実施要領
・農薬登録における誤認しやすい農作物の例
・農薬の不適正使用の主な原因及びその防止対策
・販売禁止農薬、使用禁止農薬
・農薬による事故の主な原因等及びその防止の為の注意事項
・住宅地等における農薬使用について
・毒劇物たる農薬の適正販売強化対策