立夏(りっか)... 夏の始まりの時期です。日差しが強くなり気温が高くなる日もありますが、基本的には暑くもなく寒くもなく、湿度が低く風もさわやかで一年のうち、もっとも過ごしやすい季節です。 《 夏の立つがゆへなり 》         『 湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。 』        Kohoku Regional Agriculture Center Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 Mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp HP:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy

刈り株再生芽でイネ縞葉枯病が多発しています

2023年10月04日

 令和5年10月4日 滋賀県病害虫防除所は、防除情報第11号を発表しました。

令和5年度防除情報第11号
令和5年(2023年)10月4日
滋賀県病害虫防除所


刈り株再生芽でイネ縞葉枯病が多発しています
刈り株の早期すき込みを行いましょう 

対象作物:水稲
病害虫名:イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)

 刈り株再生芽(ひこばえ)でのイネ縞葉枯病の発生量が多くなっています。イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病です。イネの生育初期にウイルスに感染すると、生育不良や出穂の異常(穂の奇形や不稔)が起こります。
 9月28日~10月3日に県内36地点180ほ場で行った調査において、刈り株再生芽での発病株率は12.2%となり過去10年で最も高く、発生ほ場率も86.1%と過去10年で3番目に高くなっています。
 刈り株再生芽は、イネ縞葉枯病の病原ウイルスを保毒したヒメトビウンカの越冬場所になり、次作での病原ウイルスの伝染源になります。ヒメトビウンカの越冬数を減らし、翌年の本病の蔓延を防止するため、刈り株再生芽で本病の発生が目立つほ場では、速やかに刈り株のすき込みを実施しましょう。また、イネ科雑草もヒメトビウンカの越冬場所になるため、ほ場周辺のイネ科雑草を除草しましょう。
 加えて、刈り株再生芽で本病の発生が目立つほ場がある地域では、次作でのヒメトビウンカの防除を検討しましょう。

  お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
  TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
  Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
  https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo/


農薬の取り扱いについて

 農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
 このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。

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