刈り株再生芽(ひこばえ)でのイネ縞葉枯病が多発! 水稲収穫後の秋耕を行いましょう!
2022年10月26日
令和4年10月25日 滋賀県病害虫防除所は、刈り株再生芽でのイネ縞葉枯病の発生量が多くなっていることから、防除情報を発表しました。
令和4年度防除情報第11号
令和4年(2022年)10月25日
滋賀県病害虫防除所
刈り株再生芽(ひこばえ)でのイネ縞葉枯病が多発!
水稲収穫後の秋耕を行いましょう!
対象作物:水稲
病害虫名:イネ縞葉枯病(ヒメトビウンカ)
刈り株再生芽でのイネ縞葉枯病の発生量が多くなっています。10月4日に行った県内36地点の調査では、発病株率が8.2%となり、平成24年から令和3年までの過去10年間で最も高くなっています。また、発生ほ場率も87.8%と過去10年で2番目に高くなっています。
イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病です。刈り株再生芽は、イネ縞葉枯病ウイルスを保毒したヒメトビウンカの越冬場所となり、次作での病原ウイルスの伝染源となります。
本病の蔓延を防止するため、刈り株再生芽でイネ縞葉枯病の発生が目立つほ場では、速やかに刈り株をすき込みましょう。また、このような地域では、次作のヒメトビウンカの防除を検討願います。
農薬の取り扱いについて
農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。このことを守り、農薬の適正な流通・安全・適正な使用に努めましょう。
【 農薬を扱うみなさまへ.pdf 】