『 湖北はひとつ 』を合言葉に!   湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。   KohokuRegionalAgricultureCenter Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 E-mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp Web:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy                芒種(ぼうしゅ)... 稲や麦など穂の出る植物の種を撒く頃のことです。稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)と言います。雨空が増え西日本では梅雨入りのころです。 《 芒ある穀類、稼種する時なり 》

果樹カメムシ類による被害多発のおそれ

2018年05月23日

 滋賀県病害虫防除所は、果樹に害を与える果樹カメムシ類による被害多発が予想されるとして、県内全域に病害虫発生予察注意報を出しました。



平成30年度病害虫発生予察注意報第1号

平成30年5月22日
滋  賀  県 

1.病害虫名:果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)
2.対象作物:果樹(モモ、ウメ、ナシ、カキ等)
3.発生地域:県内全域
4.発生程度:多
5.注意報発表の根拠
(1)フェロモントラップにおける果樹カメムシ類の誘殺数が、5月第4半旬 に急増した。5月第4半旬までの累積誘殺数は、過去10年間で最も多い。
(2)平成30年1~2月に調査したチャバネアオカメムシ越冬成虫数も過去10年間で最も多く、平年の約4倍であった。
(3)気温の上昇とともに、果樹カメムシ類の活動がさらに活発になり、果樹園への飛来が増加するため、被害の発生が懸念される。
6.防除対策
(1)果樹カメムシ類は、気温が高く風の弱い夜に果樹園に飛来する習性がある。果樹カメムシ類の飛来を認めたら早朝か夕方に薬剤を散布する。
(2)防虫ネット(6mm 以下)を備える果樹園では、早急にネットを設置する。
(3)必要以上の薬剤散布は、天敵を減少させ、ハダニ類やカイガラムシ類の増加につながるので注意する。
(4)果樹カメムシ類は局地的に飛来し、集中的に加害する傾向がある。山林に隣接する果樹園や過去に被害を受けた果樹園では特に注意する。
(5)薬剤の散布にあたっては、ラベルを確認し農薬使用基準を遵守する。



農薬を扱うみなさまへ

 農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。これらのことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。

 は、農薬取締法・関係法令で定められ、農薬を扱うものが守るべき事項です。

 黄字部を守らないと、農薬取締法違反で罰せられます。

1.販売に関すること

 ①農薬登録番号等が適正に表示された農薬および特定農薬以外の農薬を販売しないこと。

 ②販売禁止農薬を販売しないこと。

 ③農薬の効果等に関して、虚偽の宣伝をして販売しないこと。

 ④無登録の農薬について、農薬登録を受けていると誤認させるような宣伝をしないこと。

 ⑤販売者は、取り扱う全ての農薬について、種類別に仕入数量と譲渡数量(水質汚濁性農薬については譲渡先別譲渡数量)を帳簿に正確に記載し、3年間保存すること。

 ・農薬単独の帳簿で、日別に記載し、在庫管理ができる帳簿にしてください。

 ・コンピューターで管理している場合は、過去の実績をプリントアウトしておいてください。

 ⑥農薬登録がされていないいわゆる非農耕地専用除草剤には、容器又は包装に農薬として使用できない旨を表示すること。また、非農耕地専用除草剤の販売者は、販売所ごとに、 公衆の見やすい場所に、非農耕地専用除草剤を農薬として使用できない旨を表示すること。

 ⑦農薬は他の品目(特に食品)と混在して陳列しないでください。

 ⑧農薬は住居(生活空間)で保管しないでください。

 ⑨農薬はいつも目の届く場所に陳列してください。

 ⑩盗難防止対策をとってください。

 ⑪最終有効年月を過ぎた農薬は販売しないようにしましょう。

 ⑫毒物劇物を販売している方は、毒物及び劇物取締法の規定を遵守してください。

2.使用に関すること

 ①農薬登録番号等が適正に表示された農薬および特定農薬以外の農薬を使用しないこと。

 ②販売禁止農薬を使用しないこと。

 ③食用農作物等に農薬を使用するときは、次に掲げる基準を遵守すること。

 ・ラベルに記載されている農作物のみに当該農薬を使用すること。

 ・使用量 面積当たりの規定量を超えて農薬散布をしない。

 ・希釈倍率規定された希釈倍率の最低限度を下回る希釈倍数での農薬散布をしない。

 ・使用時期を厳守すること。規定された使用時期以外に農薬散布をしない。

 ・各有効成分ごとの総使用回数を超えて使用しないこと。種苗を用いる場合は、種苗に表示のある有効成分ごとの農薬の使用回数を勘案する必要がある

 ・最終有効年月を過ぎた農薬を使用しないようにしてください。

 ④次に掲げる事項を帳簿に記載するようにしてください。農薬を使用した年月日・場所・農作物等・農薬の種類又は名称・使用量・希釈倍数

 ⑤ゴルフ場において農薬を使用しようとする時は、農薬使用計画書を農林水産大臣に提 出すること。

 ⑥農作物等・人畜・水産動植物に害を及ぼさないようにすること。

 ⑦農作物等および土壌、水質に汚染が生じ、かつ、その汚染に係る農作物等の利用が原因となって人畜に被害が生じないようにすること。

 水産動植物の被害が発生し、かつその被害が著しいものとならないようにすること。

 ⑨農薬保管・使用にあたっては、飛散・流出・揮散しないようにしてください。

 ⑩農薬は鍵のかかるところで、食品等の他のものと区別して保管してください。

 ⑪毒物劇物を扱う方は、毒物及び劇物取締法の規定を遵守してください。

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