果樹カメムシ類急増による被害多発のおそれ
令和6年8月8日 滋賀県病害虫防除所は、病害虫発生予察注意報第6号を発表しました。
果樹カメムシ類急増による被害多発のおそれ
1.病害虫名:果樹カメムシ類(主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)
2.対象作物:果樹(カキ、ナシ、ブドウ等)
3.発生地域:県内全域
4.発生程度:多
5.注意報発表の根拠
(1)7月第6半旬に果樹カメムシ類の予察灯、フェロモントラップでの誘殺数が急増し、7月の累積誘殺数は予察灯で平年の6.9倍(本年値10,994頭、平年値1,588頭)、フェロモントラップで2.4倍(本年値6,517頭、平年値2,674頭)となった(図)。
(2)すでにカキの果実で果樹カメムシ類による吸汁被害が確認されている(写真)。
(3)大阪管区気象台の気象予報では、向こう1か月の気温は高いと予想されており、果樹カメムシ類の活動の活発な状況が続くため、さらに果樹園への飛来が増加し、被害の多発が懸念される。
6.防除対策
(1)気温が高く、風の弱い夜に飛来する習性がある。園内で発生を確認したら早朝か夕方に防除を行うが、必要以上の薬剤散布は、天敵を減少させることになり、ハダニ類、カイガラムシ類の増加につながるので注意する。
(2)局地的に飛来し、集中的に加害する傾向があるため、各園地で見回りを行う。
(3)山林に隣接する果樹園や過去に被害を受けた果樹園では、特に注意する。
お問い合わせ先:
滋賀県農業技術振興センター
花・果樹研究部
TEL:077-558-0221 FAX:077-558-3670
Email:GC58@pref.shiga.lg.jp
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このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。
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