蚕霊供養祭・虫供養祭奉修について
2017年10月13日
10月12日(木)、養蚕の業績を子々孫々に引き継ぐため、竹生島宝厳寺本堂にて関係者有志とともに蚕霊供養祭を奉修されました。(湖北養蚕振興推進協議会主催) また、農業関係者として虫供養祭も奉修されました。


現在、湖北地域の養蚕農家は数件のみですが、明治43年の記録では、旧長浜市域だけでも4、487戸の養蚕農家が生産をしていました。また、幕末から明治にかけては海外へ生糸を輸出し、養蚕も盛んに行われていました。湖北地域では、滋賀県全体の繭の生産量の7割を占めていたと記録されています。
宝厳寺本堂へ向かう石段は170段弱あり、養蚕関係者による石柱が奉納されています。また宝厳寺には大きな燈籠(写真)も献燈されており、当時の養蚕の繁栄がうかがえます。
