食害注意報!!オオタバコガ過去10年で最多!!
2017年09月21日
滋賀県病害虫防除所は19日、野菜や花を食害するガの一種、オオタバコガの被害多発が予想されるとして、県内全域に注意報を発表しました。
幼虫がキャベツやトマト、キク、バラなどの果実やつぼみを食べます。8月第6半旬~9月第3半旬までの累積誘殺数は、過去10年で最多となりました。向こう1か月の気温は平年並または高いと予想されており、今後も発生に好適な状況が続くため、次世代成虫による被害の増加が懸念されます。
防除対策としては、
(1)中齢以降の幼虫は、キャベツなどの芯部・結球部、トマトなどの果実、ブロッコリーや花き類の花蕾などに潜り込む性質があり、薬剤がかかりにくく、防除効果も著しく低下するので、早期に発見し、防除する。
(2)施設栽培では、開口部を防虫網で覆い、成虫の飛来・侵入を防ぐ。
(3)防蛾用黄色蛍光灯の夜間点灯は効果が高い。