穀雨(こくう)... 地上にあるたくさんの穀物に、たっぷりの水分と栄養がためこまれ天からの贈り物である恵みの雨が、しっとりと降り注いでいる頃のことです。穀雨の終わりごろが八十八夜になります。 《 春雨降りて百穀を生化すればなり 》         『 湖北地域農業センターは、広域調整機能を最大限に活用し、湖北地域における農業の振興及び担い手の育成を図り、将来展望の持てる農業構造の確立を目指すと共に、湖北地域の農業・農村の活性化を図ることを目的としています。 』        Kohoku Regional Agriculture Center Tel:0749-62-4143 Fax:0749-62-4144 Mail:kohoku-nougyou@tree.odn.ne.jp HP:https://kohoku.webnode.jp/ LINE:@549zxsvy

麦類赤かび病多発のおそれ

2024年04月23日

 令和6年4月23日 滋賀県病害虫防除所は、病害虫発生予察注意報第2号を発表しました。

令和6年度 病害虫発生予察注意報第2号
令和6年(2024年)4月23日
滋賀県病害虫防除所


麦類赤かび病多発のおそれ

対象作物:麦類(小麦、大麦)
病害虫名:赤かび病

1.発生地域:県内全域
2.発生時期:5月上旬以降
3.発生量 :多

4.注意報発表の根拠
(1)向こう1か月の気象予報(大阪管区気象台4月18日発表)では、気温は高く、降水量は県南部で多く、県北部で平年並、日照時間は県南部で少なく、県北部で平年並または少ない見込みで、赤かび病菌の感染に好適な気象条件となると予想される。
(2)小麦および大麦の生育は平年並で、4月中旬以降、県内全域において農薬散布適期である開花が始まっている。
(3)小麦「びわほなみ」は赤かび病に弱く、好適な気象条件により本病が多発する可能性がある。

 5.防除対策およびその他注意事項
(1)小麦「びわほなみ」は、赤かび病に弱いことから、開花始め~開花期とその7~10日後頃に農薬を合計2回散布する防除体系を基本とするが、本年は本病が多発する可能性があるため、散布2回目の7~10日後頃に3回目の農薬散布を実施する
(2)「びわほなみ」以外の小麦品種は、開花始め~開花期に農薬を1回散布する防除体系を基本とする。また、六条大麦は、赤かび病にやや弱いことから、開花始め~開花期とその7~10日後頃に農薬を合計2回散布する防除体系を基本とする。
 なお、農薬散布後に気温が高く、曇雨天が続く場合は、最終散布の7~10日後頃に追加散布(「びわほなみ」以外の小麦品種では2回目、六条大麦では3回目) を実施する
(3)薬剤は県農作物病害虫雑草防除基準を参照のこと。農薬の散布にあたっては、ラベルを確認し、農薬使用基準(使用時期・使用回数等)を遵守する。
(4)小麦については、食品衛生法においてデオキシニバレノールを1.0mg/kgを超えて含有するものであってはならない旨の成分規格が設定され、令和4年4月から適用されている。基準値を超過すると、流通できず、生産者が廃棄処分する必要がある。

  お問い合わせ先:滋賀県病害虫防除所
  TEL:0748-46-4926 FAX:0748-46-5559
  Email:gc70@pref.shiga.lg.jp
  https://www.pref.shiga.lg.jp/boujyo


農薬の取り扱いについて

 農薬取締法や滋賀県では、農薬を販売する者・使用する者が守らなければならない事項、守っていただきたい事項を次のように定めています。
 このことを守り、農薬の適正な流通、安全・適正な使用に努めましょう。

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